20191025
20191019-20
東北哲学会第69回大会参加。
発表題目:安楽死分析への一試論-象限図を用いた安楽死概念の分解と再構成-
初日のトップバッターということで、
聴衆は少ないと予想していたが、
思ったより多かったな。
発表と質疑応答については可もなく不可もなく、といったところ。
言葉の選択にはもっと気を付けよう。
分かりやすく説明する、というよりも、
自分の考えていることを、自分の言葉で、しかも他人に伝わるように話す、
ということの困難さを感じた。
ビッグサプライズは盛永先生がいらしていたこと。
しかも初日の午前中だけピンポイントで。
午前のセクションがおわってから、お話をする時間をもらった。
方向性は間違っていない、でも難しい問題でもある。
日本で、というのが特に困難だ、といったお話。
諸外国の最新動向も教わった。
最後に「君は問題をわかってやってるね」と。
2日目は午後から参加。
『存在と時間』はやはり難解だ。
迷い道というのは的確。
最後のシンポジウムは全体的に興味深いものだった。
今の研究主題からは少し逸れるので、そのうち。
山本先生の問いの建て方に対する村山先生の指摘はまさに、と感じた。
安楽死肯定論者は、どうしても極端な事例を想定しがち。
そして、安楽死そのものの倫理性ではなく、
緊急性や本来の論点とは別の部分に訴えがち。
問題が複雑であるが故のことなんだろうけど、
そうじゃなくて、もっとメタな部分の分析が必要だな、と。
お、じゃあ今回の発表には少し価値があるかも。